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4K検査の改善

1981年以降日本人の死因第一位はがんです。中でも大腸がんは近年著しく増加し、特に女性の死亡数は2003年から胃がんを抜いてトップになっています。一方、進行・再発大腸がんは、新規抗がん剤と分子標的治療薬の登場により大幅に治療成績が改善してきています。しかし、早期発見・早期治療が重要なのはいうまでもありません。

大腸内視鏡検査は従来、苦しい・臭い・汚い・空腹の4K検査といわれ敬遠されてきました。最近の内視鏡は旧式のそれと比べ細い上に内視鏡の硬さを調節できる可変機能を備えるものもあり、人それぞれの状態に合わせて短時間で検査を受けられます。
また磁気を利用し内視鏡の挿入状態を確認できる装置も開発され、以前より苦痛が少なく、X線被曝の心配もなく安全に検査を受けることができるようになりました。下剤の味が苦手な人には、錠剤型で好みの水やお茶で大腸の中をきれいにする薬も発売され福音となっています。

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