院内設備 拡大内視鏡と内視鏡挿入形状観測装置

硬度可変+受動湾曲スコープとは

大腸内視鏡検査においては、内視鏡の硬さを手元で調節できる可変機能のついたスコープで拡大機能のついた最新式の内視鏡を導入しました。また、磁気を利用して内視鏡の挿入状態を確認しながら検査を行える内視鏡挿入形状観測装置も導入しました。硬度可変+受動湾曲スコープを使用することで、腸管の湾曲や形状に合わせて、硬さを調節しながら、大腸の深部まで短時間で観察することが可能になりました。

拡大内視鏡

一見平坦に見える大腸の粘膜表面でも詳細に観察してみると、陥凹(かんおう)型になった病変が存在することが発見され、さらに病変部を拡大して紋様を観察、分類することでその病変の状態が把握できるようになってきました。拡大内視鏡は、技術の進歩により約100倍の高解像拡大画像をボタン一つの操作で簡単に得ることができ、がんか良性腫瘍かの判断を検査中に即座にすることが可能となりました。

非拡大イメージ
拡大イメージ

通常観察でがんの疑いがあれば、ボタン一つで病変部を拡大観察します。拡大内視鏡を導入することで、がんの深達度診断や範囲診断が飛躍的に向上しました。

内視鏡挿入形状観測装置

内視鏡挿入形状観測装置は、内視鏡の位置検出にテレビよりも微弱な磁界を利用し、リアルタイムで3次元的に挿入形状を表示します。このため、今までのように術者や患者さんのX線の被曝が無くなるばかりでなく、安全で苦痛が少ない検査を迅速に行うことが可能となりました。
図:モニター上での大腸内視鏡スコープの3次元表示(イメージ)

※画像はすべてオリンパスメディカル社提供

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