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安心感が良薬

「胃もたれが治らんくて病院で調べてもろたけど検査は異常ないんやわ。先生、診てや」。患者さんの悩みは深刻なご様子。しかし、診察では特に異常はありません。
おそらく「機能性胃腸症」でしょう。内視鏡検査でがんや潰瘍、炎症など症状を説明できる疾患がないのに、胃の働きが低下することで起こる状態です。胃痛、胃もたれ、胸やけ、腹部膨満感など消化器症状の他に、倦怠感、不安など不定愁訴を認めることもあります。日本人の4人に1人が経験しているまさにストレス社会の現代病です。
治療は画一的なものはありません。節酒と禁煙を心がけます。睡眠を十分にとり、適度な運動で気分転換をはかります。三度の食事を規則正しくとり、甘いもの、脂肪分の多いもの、濃い味付けや強い香辛料は避けます。

さて冒頭の患者さん。ストレスが主な原因であることを詳しく説明しただけで、症状はすぐよくなりました。早めの検査と安心感が何よりの良薬です。
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