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憩室炎に御用心を

憩室とは消化管の壁が外側に風船のように膨らんだ部分のことで、食道、胃、小腸、大腸のいずれにもできます。中でも多いのは大腸憩室で、日本人の約24%が大腸憩室を持っているとされています。憩室に便が付着し、大腸菌などの腸内細菌が繁殖して炎症を起こした状態が憩室炎です。

憩室炎を起こすと、腹痛、発熱、吐き気、嘔吐などがみられます。お腹の比較的狭い範囲が痛むことが多く、歩いたり寝返りを打ったり、階段昇降で痛い部分に響くことも特徴的です。血液検査で体の炎症反応を確認し、超音波検査やコンピューター断層撮影(C T)などで診断します。

軽症であれば抗生物質の内服と絶食などの食事管理でほとんどは治ります。しかし、重症の場合は点滴治療のため入院が必要です。一方、お腹に膿が溜まって腹膜炎を起こしたり、腸に穴があいたり、穴が空いて隣の臓器とつながってしまった場合は手術が必要です。

予防には、動物性タンパク質や高脂肪食を避けて食物繊維をしっかりとり、便秘を解消しておくことが大切です。喫煙と肥満は危険因子の一つです。また、憩室炎を起こした人は手術で切除しない限り再発の可能性がありますが、再発を予防する手段はありません。腹痛と発熱があればすぐに専門医を受診しましょう。

令和2年7月17日 北國新聞朝刊掲載

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