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直腸脱を知ろう

 お尻から腸が出てくることがあります。直腸脱といわれるもので、肛門から直腸が本来あるべき位置から脱出してしまう病気です。高齢の女性に多く、ひどくなると10センチ以上出てきてしまうこともあります。直腸は骨盤底を支える筋肉や周りの支持組織に支えられています。これらと肛門を締める筋肉である肛門括約筋が弱くなることが原因です。妊娠・出産や加齢、ひどい便秘、日常的に力仕事でお腹に力を入れることの多い方は注意が必要です。

 患者さんの多くは、お尻から何か出ていると訴えます。他にも排便時に肛門に違和感があったり、下着が汚れたり、血がつくことで不安に思うことが多いようです。便秘や残便感、肛門の閉まった感じなどを訴えることもあります。さらに、肛門括約筋の働きが弱い場合は便失禁をおこしやすくなります。

 受診時に腸が出ているところを確認できれば診断は容易です。しかし、脱出を確認できない場合は、骨盤部の3D-コンピューター断層撮影(CT)検査、直腸肛門機能検査、肛門の超音波検査、大腸内視鏡検査などで診断します。

 出ている長さがわずかな場合は、薬を直腸に注入して簡単に治すことができます。しかし、ほとんどの場合は手術が必要です。肛門から何か出ていると感じたら専門医を受診しましょう。

 令和2年1月17日 北國新聞朝刊掲載
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