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鼠径ヘルニアに注意

「鼠径ヘルニア」。聞き覚えがない病名かもしれませんが、「脱腸」と言えば知っている方も多いでしょう。子どもに生じやすいと思われがちですが、実際は中高年男性に多い病気です。

 鼠径部(太ももの付け根付近)に出るポコッとした膨らみが特徴です。大きさは人それぞれで、鶏卵大になることもあります。立ち上がったり、重い荷物を持ち上げたりと、お腹に力が加わった時に出やすくなります。これは内臓を保護している腹膜や、腸の一部が飛び出たものです。触ると柔らかく、手で押したり、体を横にしたりすると大抵は引っ込みます。

 やがて膨らみも次第に大きくなり、ひきつるような違和感が出ることもあります。恐いのは「嵌頓」という、手で押しても引っ込まず、痛みも強くなった状態です。飛び出した臓器の血流が悪くなり、腸閉塞や腹膜炎などを起こして命に関わる場合もあります。

 主な原因は加齢による筋膜などの衰えです。大きな咳やくしゃみをする方、肥満や妊娠中の方も、お腹に力を入れることが多くなるため注意が必要です。薬では治療できず、基本的には手術が必要です。鼠径部に膨らみが出た場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

平成29年6月24日 北國新聞朝刊掲載

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