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薬の効能とリスク

日本では年間約14万人が脳血管障害で亡くなっています。この障害は寝たきりや認知症の原因のトップでもあります。予防として血小板凝集を阻止する抗血小板薬(その代表が低用量アスピリン)の役割は重要ですが、胃腸粘膜障害による消化管出血という副作用があります。抗血小板薬を服用することで消化管出血のリスクは8.2倍も増すとされています。

消化管出血の予防のための酸抑制剤の処方が増加傾向にあります。抗血小板薬を服用する方すべてがこの薬を併用すると、医療経済に大きな負担となります。

内視鏡検査で消化管出血が見つかれば、抗血小板薬をやむを得ず中止し酸抑制剤を追加します。しかし、脳血管障害のリスクは逆に高まります。それぞれの薬の効能と副作用を踏まえた治療が重要です。抗血小板薬を服用中に、腹痛、吐血、下血、黒色便、貧血などの症状があれば、無症状でも消化管出血の危険性がありますので担当医にご相談下さい。
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