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適度な運動と睡眠で改善 胃の不快感に気付いたら

 新緑の季節は、進学や就職といった、環境が変わることが多い時期でもあるためか、胃の調子が悪いなどの体調不良を訴える方もいらっしゃいます。

 胃に不快感があるのに、内視鏡などの検査をしても、胃やその周辺に明らかな異常がない場合、私たちは機能性胃腸症と診断します。「食後の胃もたれ」「すぐに胃がいっぱいになり食べられなくなる感じ」「みぞおちの痛み」「焼ける感じ」が主な症状です。年齢や性別には関係なく発症しますが、特に多いのが働き盛りの年代です。不安やストレス、過労などが原因で自律神経のバランスが崩れ、消化に関わる内臓が正常に働かない、あるいは過敏に働くためにおこります。

 機能性胃腸症と診断された場合、まずは生活習慣の改善を心掛けてください。食事は慌てずゆっくり、よくかむようにします。脂っこいものや甘いもの、塩辛いもの、刺激が強い香辛料など胃に負担が掛かるものは控えます。お酒の飲み過ぎや喫煙も避けましょう。

 適度な運動を行い、過労は避け、十分な睡眠をとってください。投薬による病気の回復ももちろん可能ですが、毎日の生活を規則正しく送ることで、症状はほぼ改善されます。

北國ドクタークラブ会員・
むねとおなか伊藤醫院長、金沢市

(平成28年5月7日 北國新聞朝刊掲載)
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