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下痢止め効かぬ原因は

 「半月前から1日4、5回の下痢が続くげん。下痢止め飲んでもようならん」。外来受診されたおばあさんは深刻なご様子。変形性腰椎症や逆流性食道炎の診断で、消炎鎮痛剤と強い胃薬が複数の医院から処方されていました。

 慢性下痢の原因の多くは、感染症やクローン病・潰瘍性大腸炎などです。しかし、便の検査や内視鏡検査を行っても病原微生物・炎症・潰瘍などの異常を検出できないケースは少なくありません。

 最近、慢性水様性下痢の原因として膠原線維性大腸炎が注目されています。欧米では慢性下痢の1、2割を占めるといわれ、下痢止めが効きません。中高年の女性に多く、確定診断には大腸内視鏡検査が必要です。ごく微量の粘膜を採取して調べます。服用薬が発症原因とする説やリウマチなどの自己免疫性疾患との関連性も示唆されています。薬の相互作用も原因の一つとして考えられています。

 さて、冒頭の患者さんは、強い胃薬を中止しただけで症状は速やかに軽快しました。

(平成27年2月8日 北國新聞朝刊掲載)
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