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CT colonography(CT コロノグラフィー)

 マルチスライスCTを用いた大腸の三次元的診断をCT colonographyといいます。腹部CT画像から大腸を抽出し、3Dや仮想内視鏡画像を表示します。仮想内視鏡画像は、CTで撮影した断層画像を立体的に再構成して、あたかも大腸内視鏡検査のように大腸内を観察するもので、実際の内視鏡に近い画像を3D展開することにより、がんやポリープなどの病変の描出が可能となります。現在、当院では、内視鏡検査時に外科治療を必要とするような大腸がんを認めた場合や、がんによる狭窄や癒着などで大腸内視鏡が挿入困難な場合にこの検査を行っています。

  1. まずマルチスライスCTを撮影します。
    大腸内にはあらかじめ空気を注入してあります。

    マルチスライスCT
  2. 仮想注腸画像(air image)
    CTをもとに大腸の全体像を作ります。注腸X線検査と同じような画像が得られます。仮想注腸画像にリンパ節や血管などを重ね合わせて表示することもできます。

    仮想注腸画像(air image)
  3. 仮想内視鏡画像(virtual colonoscopy)
    大腸内視鏡検査と同様に大腸内腔を表示します。病変の立体的な形状を把握しやすく、視野角を広く設定できるため、内視鏡検査では観察が比較的難しいとされる、ひだの裏や屈曲の強い部分でも観察は容易です。

    仮想内視鏡画像(virtual colonoscopy)1 仮想内視鏡画像(virtual colonoscopy)2

CT colonographyの今後の展望

 大腸がん検診は現在、便潜血反応検査を行っていますが、陽性であるにもかかわらず、大腸内視鏡検査に対する嫌悪感などから検査を受けない人が非常に多いのが実情です。しかし、CT colonographyによって大腸検査がより身近なものとなれば、大腸がん精密検査未受診の問題も解決され、さらなる早期発見と死亡率の低下につながる可能性があります。CT colonographyが、16列マルチスライスCTを用いて一般のクリニックでも行われていることをより多くの方に認識していただき、大腸がん診断に役立てることができればと考えています。今後は日本においても、欧米のように大腸がん検診の1次スクリーニングとして広く用いられていくことが期待されています。