検査について

内視鏡検査

上部消化管とは食道・胃・十二指腸を指し、口または鼻から内視鏡を挿入し、これらの部位を一連の検査で観察します。昔から「胃カメラ」と言われてきたものです。 経口内視鏡(口から入れる内視鏡)、経鼻内視鏡(鼻から入れる内視鏡)に分かれます。

CT検査

CTとは、Computed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略であり、X線を使用しています。X線を発生させるX線管と、それを検出する検出器が体の周りを回転し、体を透過したX線を検出します。骨や臓器によってはX線を吸収する割合が異なるため、その吸収の違いを利用して断面像を作り、病気の発見に役立てています。コンピュータ処理によって横断面(輪切り)だけでなく、様々な方向の断層像が作成できます。また、断層像のほかにも立体的な3D画像を作成することができます。
最新鋭のマルチスライスCTを導入したことで、これまでに比べ、検査時間が短縮され、検査をお受けになる方の負担を減らし、より詳細な情報を提供することが可能になりました。  CTは頭部・肺・心臓・肝臓・膵臓・腎臓・腹部血管・骨などの病気の検査に優れています。

血液検査による生活習慣病検診

日本では、がんによる死亡者数は年々増加傾向にあり、1981年以降死因の第1位となりました。男性は2人に1人、女性は3人に1人が、がんにかかるといわれています。病気や健康に関心は高くても、検診を自発的に受ける人が少ないことが課題となっています。検診でがんを早期発見することは、がんによる死亡率を減少させるだけでなく、治療後の生活の質を高め、医療費の削減にもつながります。そのため、がんを早期発見するためには、がんを高い感度で検出できる確実な検査が必要となります。

AIサポート型 肺がん診断

胸部X線検査は、骨や血管などすべてが重なって写るため、病変を視認することが難しい場合があります。そのため、当院ではLPIXEL社製の医用画像解析ソフトウェア「EIRL Chest Nodule」を導入し、胸部X線画像から「肺がん」が疑われる肺結節候補域を検出しています。AIを併用することで、がんの検出率が上昇することが認められています。

PAGE
TOP